『こころの繋がりをこの滝川に』

まちづくり委員会 委員長  中 宮 勇 一

 私たちの暮らす滝川は四季折々の気候と豊かな自然環境を背景に多くの魅力や多様な可能性のある地域です。農業、工業、商業がバランス良く発展し、そこに行き交う人々の交流を通じて、歴史や文化を育んで参りました。先人達が郷土を想うこころを受け継ぎ、このまちの恵まれた地域資源は守られてきました。 そして、これからもこのまちが恵まれた地域資源を生かしながら更なる発展をして行かなくてはいけません。このまちで暮らす市民一人ひとりが郷土を想う心を持って、まちの未来を自分たちで切り開いていく意識の変革が求められています。 そこで、私たちJAYCEEは新たな発想と多角的な視点を持って、市民の皆様のこころを繋ぐ架け橋となり、市民一人ひとりがさらに輝く「人財」になるために、まちづくりへの情熱を、市民の皆様、子どもたちへ繋いでいく責務があります。
 本年度まちづくり委員会では、我がまち滝川が抱える課題や地域の変化を考え、どのような地域を創造することが必要なのかを市民の皆様の意見をもとに、私たちと行政・関係諸団体・市民の皆様が関わり合い互いの考えに関心を持ち、共にまちづくりに対する考察を深める場面を創出し、地域の未来を一人ひとりが真剣に考える事業を構築いたします。
 本年で6回目を迎える「たきかわ納涼盆踊り花火大会」ですが、先輩諸氏が子どもたちの笑顔と市民の皆様の笑顔を願い始めたこの事業は、市民の皆様の笑顔が溢れ、郷土への愛着心が生まれ、地域の活力を導きだす事業だと確信しております。 本年はその想いを受け継ぎ、この魅力ある事業を市内外に発信し、滝川の魅力を多くの人に知っていただく機会とし活気あるまちづくりを目指します。 そして、次世代を担う子どもたちがこのまちを愛し大きく成長して行くために、子どもたちに「夢」や「希望」そして感謝の気持ちを持つことの大切さを伝え、才能や可能性を十分に発揮できるよう、子どもたちと共に我々大人も学び、今自分にできること未来に向けやるべきことを導きだす事業を構築いたします。
 多くの人々のこころが繋がり、互いを想い、郷土への愛着を持ち自発的な行動から地域は輝き、その輝きの中で子どもたちは「夢」や「希望」を抱き、過去から引き継がれた財産を未来へ託す責任を果たし、『明るい豊かな社会』の実現に向けて、不撓不屈の精神で1年間邁進して参ります。